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妊娠中に生魚を避けた方がいい理由!いつからいつまで食べたらだめ?

[記事公開日]2018/07/17 
■カテゴリー:出産, 妊婦
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妊娠すると、自分だけの体ではなくなるので色々と気をつかうことが増えますよね。
その中の一つに食べ物があります。
アルコールやカフェインなど色々禁止されて、ストレスに感じている妊婦さんも多いのではないでしょうか?
ここでは、妊娠中に避けたほうがいいと言われている生魚について、避けたほうが良い理由などを見ていきましょう。

目次

  1. 妊娠中は要注意!生魚を食べることによる水銀摂取の危険性
  2. 妊娠中は要注意!生魚は食中毒のリスクが高い
  3. 妊娠中っていつからいつまで生魚を食べたらだめなの?
  4. 妊娠中、火を通した魚は問題ない?
  5. 妊娠中、どうしても生魚が食べたいとき代わりになるもの
  6. 生魚以外にもある、妊娠中に避けるべき食べ物

妊娠中は要注意!生魚を食べることによる水銀摂取の危険性


妊婦さんが生魚を食べてはいけないといわれる理由は何でしょうか?
その一つに、水銀があります。
魚には種類によって水銀が含まれているものがあるのです。
魚に含まれる水銀は、お刺身か焼き魚かなどの調理法によって変わるものではありません。
そのため、妊娠中に魚を食べるときには、調理法に関わらず注意する必要があります。

水銀とは

水銀は自然界に存在する物質で、土の中などに含まれています。
その水銀が微生物の働きなどによって化学変化しメチル水銀が生成されますが、妊婦さんが摂取して問題になるのはこのメチル水銀です。
メチル水銀は海水にも含まれており食物連鎖によって徐々に濃縮するため、食物連鎖の上位に位置する魚に含有量が多くなります。
水銀によって多くの赤ちゃんに影響が出た事例として水俣病が有名ですが、水俣病は工場排水中の高濃度のメチル水銀が魚に蓄積し、妊婦さんがそれを食べたことが原因でした。

妊娠中に水銀を食べるとどうなる?

水銀は成人が食べても徐々に体外に排出することができるため、食事から体内に入る程度であれば問題ないといわれています。
ですが、妊娠中に水銀を含んだ食べ物を食べると、水銀が胎盤を通して胎児に運ばれてしまいます。
胎児に運ばれた水銀は、一般的な食用に問題のない程度の量であったとしても胎児の発達に影響する危険性があるのです。

水銀の含有量が多い魚

先ほど出てきたように、水銀は食物連鎖によって魚の体内に蓄積します。
そのため、種類によって含有量の多い魚と少ない魚があるのです。
ここでは、特に注意したい水銀の含有量が多い魚を見ていきましょう。

  • マグロ
  • キンメダイ
  • クジラ
  • メカジキ

食物連鎖の上位の魚なので比較的大きな魚が多いですね。
またツナの原料はマグロなので、ツナも食べすぎには注意したい食材の一つです。

水銀の含有量が少ない魚

水銀の含有量が比較的少ない、妊娠中も安心して食べられる魚をご紹介します。

  • アジ
  • サバ
  • イワシ
  • サンマ
  • タイ
  • ブリ
  • カツオ

他にも、水銀の含有量の少ない魚はたくさんあるので、妊娠中は食べる前に調べてみるのがよさそうですね。

妊娠中は要注意!生魚は食中毒のリスクが高い


妊娠中に生魚がダメな大きな理由として、食中毒のリスクがあります。
お刺身やお寿司として食べる生の魚介類には、食中毒を引き起こす細菌が生息している可能性があります。
具体的には、

  • 腸炎ビブリオ
  • リステリア
  • モノサイトゲネス
  • ノロウイルス

などです。
妊娠中は免疫力が低下しているため、普段以上に食中毒にかかるリスクが高い状態です。
また、もし食中毒にかかった場合に飲める薬が限られてしまうので、長期化や重症化のリスクも高くなります。
それだけでなく、胎児の発育に影響が出てしまう可能性もあるのです。
中でも、リステリア菌による食中毒については、厚生労働省が胎盤や胎児への感染、流産など、赤ちゃんへの影響があるとして注意を呼びかけています。

妊娠中っていつからいつまで生魚を食べたらだめなの?


では、具体的にいつからいつまで生魚を避けた方がいいのでしょうか?
妊娠期間というと10ヶ月近くありますよね。
具体的には、いつからいつまでというのは決まっていませんが、できることなら妊娠中はずっと生魚を食べるのは控えた方がいいでしょう。
以下では、特に生魚を避けたい時期とその理由をご紹介します。

妊娠初期

妊娠初期は、体調が不安定な時期です。
また流産の心配もまだまだ高いので、できるだけリスクのあることは避けたいですよね。
この時期の流産は染色体異常によるものがほとんどなので生魚による感染で流産を心配する必要はありませんが、血腫や前置胎盤など何らかの流産のリスクが高い場合には食中毒が原因で流産が誘発されてしまう可能性もなくはありません。
そのため、できるだけ生魚は避けるようにしましょう。

妊娠後期

出産予定日がまだ先でも、妊娠後期は出産に備える必要があります。
特に37週以降は正産期と呼ばれ、いつ出産になってもおかしくない時期です。
食中毒による刺激で、陣痛が誘発されることも考えられます。
食中毒になると脱水症状など体力を消耗するため、もし体力が回復する前に出産になると難産になることも考えられます。
それだけではなく、出産時における胎児への感染も心配です。
そのため、妊娠初期と同じくできるだけ食中毒のリスクは避けたいところです。

妊娠中、火を通した魚は問題ない?


妊娠中の生魚について考えてきましたが、火を通した魚は問題ないのでしょうか?
先ほど出てきたように、魚に含まれる水銀については調理法に関わらず注意する必要があります。
それ以外に、火を通した魚を食べる際にはどのような点に注意しなければならないのでしょうか?

レチノールに注意

レチノールとはビタミンAの供給源の一種です。
油溶性のため摂りすぎるとビタミンAに変換されず体内に蓄積され過剰症を引き起こす可能性があります。
妊娠中に過剰摂取すると、赤ちゃんに奇形が起こる可能性が高くなるため注意が必要です。
レチノールが多く含まれているものとしては、

  • うなぎ
  • ホタルイカ
  • ギンダラ
  • あなご

などです。
特にうなぎは一尾で許容量を超えてしまうので、注意しましょう。

魚には嬉しい栄養素もたくさん

水銀やレチノールなど、妊娠中に食べるには注意が必要な魚介類ですが、DHA・カルシウム・たんぱく質など妊婦さんや赤ちゃんにとって嬉しい栄養素もたくさん含まれています。
そのため、注意しながら積極的にとりいれたいですね。
調理法としては、焼き魚やムニエルなどしっかり火を通した食べ方がおすすめです。

妊娠中、どうしても生魚が食べたいとき代わりになるもの


妊娠中にどうしても生魚が食べたくなったらどうすればいいのでしょうか?
食中毒などのリスクがあるだけで絶対に食べてはいけないわけではないので、生魚を食べてしまう妊婦さんもいるかもしれません。
そのときには、

  • できるだけ新鮮なものを選ぶ
  • 保存方法には気をつける
  • 食中毒が流行する時期を避ける

など、細心の注意を払いましょう。
それでも、怖いのでやっぱり避けようという人には、以下に生魚の代替アイデアをご紹介しますので、参考にしてみてくださいね。

生魚の代替アイデア

さしみこんにゃく

お刺身風に食べられる上、カロリーも控えめなのでおすすめの食材です。
わさび醤油で食べる他、魚の風味を味わいたいならナンプラーなど魚の風味があるものと合わせるのもおすすめです。
酢の物など、イカやタコで調理するものの代替としても使えます。

アボカド

わさび醤油で食べるとマグロに似ていると一時話題になりましたよね。
どんぶりなどにもおすすめです。

カニカマやかまぼこ

これらの練り製品は白身魚が原料なので、魚の風味を味わうことができます。
切り方を工夫する、お刺身風にツマと合わせてみるなど食べ方を工夫することでお刺身により近づけてみましょう。

意外とある!火が通っているネタ

生魚がダメだと言われるとお寿司全部がダメだと思ってしまいがちですが、火が通っているネタも意外とあるのです。

  • タコ
  • エビ
  • イカ
  • ホタテ
  • カニ
  • 貝類

貝類は火が通っていても食中毒のリスクがあるのであまりおすすめはできませんが、これだけあると妊娠中でもお寿司を楽しめるのではないでしょうか?

生魚以外にもある、妊娠中に避けるべき食べ物


生魚以外にも、妊娠中には避けたほうがいい食べ物や飲み物があります。
理由と共に見ていきましょう。

アルコール

妊娠中のアルコールは、胎児の成長に悪影響があるので絶対に避けましょう。

生卵

生魚と同じく食中毒のリスクがあります。

生肉

リステリア菌をはじめとした細菌の感染や食中毒が心配です。
それだけではなく胎児に重篤な影響が出る可能性のある寄生虫、トキソプラズマなどのリスクもあります。
トキソプラズマは妊娠初期に感染した場合は胎内死亡や流産を起こしやすく、特に妊娠24週から34週あたりの感染では先天性トキソプラズマ感染症として後遺症を残す可能性があると考えられています。
低温調理された肉類や生ハム、ユッケなどには注意しましょう。

ナチュラルチーズ

チーズの中には加熱処理されていないものがあり、それがナチュラルチーズです。
リステリア菌などのリスクがあります。
加熱すれば問題ありません。

ヨウ素を含む食べ物

食べ過ぎることで、赤ちゃんの甲状腺機能が低下すると言われています。
海藻類に多く含まれています。

ヒジキ

ヒジキは食物繊維やミネラルが豊富でカロリーも低く、おすすめの食材でもあります。
ですが、ヒ素が含まれているため食べ過ぎると健康被害をもたらす恐れがあります。
食べすぎには注意が必要です。

カフェイン

妊娠中のカフェインの摂取は胎児の発育に影響を与える可能性ががあります。
また貧血や冷えに悩んでいる妊婦さんは、症状を悪化させる可能性があると言われています。
1日にコーヒー数杯程度なら問題ないとされていますが、摂りすぎには注意しましょう。

まとめ

妊娠中はちょっとしたことにも気をつかいますが、全ては赤ちゃんが元気で健康に生まれてくるためです。
食べ物に関してはそこまで慎重になる必要もないのかもしれませんが、食中毒などのリスクはできるだけ避けたほうがいいですよね。
まずは、バランスの良い食事を心がけましょう。
そして生魚に関して心配なら、この記事を参考にしてみてくださいね。

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