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妊娠中に風疹にかかったら?抗体8は危険?妊活前に旦那も予防接種を!

[記事公開日]2016/09/24 [最終更新日]2018/05/04
■カテゴリー:妊婦, 妊活, 病気
■タグ:

妊婦がかかると、胎児に影響を及ぼす危険性がある怖い病気の一つが風疹

たまたま東尾理子さんのブログで、予防接種について目にして気になっていたころ、「コウノドリ(2015年10月~)」というドラマの中で「先天性風疹症候群」で耳が聞こえない女の子が描かれていて、娘を持つ母親として胸を締め付けられる思いに。

ちょうど第二子計画中ということもあり、母子手帳の血液検査結果を見直すと、風疹の抗体は16で基準値は8>倍とあり、調べてみると16倍以下では抗体が低いんだとか…ガーン。

そもそも抗体がないとか低いとか言われても、風疹自体いまいちピンとこないという方もいらっしゃるのではないでしょうか。

そこで今回は、妊婦の風疹感染のリスクや予防、また抗体がない場合の対処法など、体験談を交えながらまとめてみましたので、妊活中の方はぜひご参考になさってみてくださいね。

目次

  1. 妊娠中に風疹にかかるとどうなる?
  2. 抗体8は危険?抗体価が低いとは?
  3. 風疹の抗体がない場合の対処法!
  4. 先天性風疹症候群はワクチンで防げる
  5. 男性こそ要注意!旦那も予防接種を!
  6. まとめ

妊娠中に風疹にかかるとどうなる?

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(引用:http://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/kekkaku-kansenshou/rubella/dl/151016-01.pdf)

産婦人科の待合室の壁に「風疹注意報発令」というポスターが貼ってありましたが、風疹と言われても正直なところピンときてはいませんでした。

はしかにはかかったし、子供のときになるものなんでしょ?くらいにしか思っていなかったのですが、妊娠中は特に注意が必要な病気だったのです。

そもそも風しんとは?

風しんの症状

38度以上の高熱が出て、細かくて赤い発しんが顔から出始めて全身に一気に広がります。「三日ばしか」とも呼ばれています。

風しんが大流行した平成24年~25年頃には、風しんのウイルスによって脳炎と診断された方が18人に上っています。

多くは1週間程で症状が治まるようですが、一方では感染しても症状が出ない人も約3割程度います。

知らず知らずのうちに会話や咳で飛び散ったウイルスで感染してしまっているかもと思うとゾッとします。

先天性風疹症候群ってなに?

妊娠初期の女性が風疹に感染すると、赤ちゃんに重い障害がでる恐れがあります。


(引用:https://www.gov-online.go.jp/useful/article/201406/3.html)

風しんの免疫のない女性が、妊娠初期に感染すると胎児に感染して、先天性風疹症候群 (CRS)の赤ちゃんが生まれるリスクが高くなります。

赤ちゃんに、下記のような障害が出る可能性があります。

  • 白内障又は先天性緑内障
  • 先天性心疾患
  • 難聴
  • 色素性網膜症

先天性風疹症候群になる確率は?

妊娠20週頃までが特に注意が必要で、妊娠初期に感染するほど確率は高くなります。

  • 妊娠1ヶ月 50%以上
  • 妊娠2ヶ月 35%
  • 妊娠3ヶ月 18%
  • 妊娠4ヶ月 8%

風疹が大流行した翌年の平成26年には、先天性風疹症候群と診断された赤ちゃんが45人報告されているそうです。

でも妊娠1ヶ月なんて、妊娠しているかどうかもわからない時期です。よほど妊活に真剣に取り組んでいる人以外は、全く気にしていない時期に感染する恐れがあるなんて…怖すぎです。

厚生労働省によると、20代~40代の女性の約14%が十分な抗体をもっていないのだそうです。

しかも病院に貼ってあったポスターには、「妊娠中は予防接種を受けられません」と…。

じゃあどうすればいいんだ…と不安になったことを思い出します。

抗体8は危険?抗体価が低いとは?

はしか

娘を妊娠して、病院で血液検査を受け結果がでてから、検査報告書を見ながら風疹についても軽く説明を受けました。

私の風疹抗体価は16倍で、助産師さんから「風しんの抗体はあるけど、低いから気をつけてね」と…。

抗体が8倍で同じように言われる方もいらっしゃると思いますので、ここでは風疹の抗体価についてご説明しますね。

風疹の検査結果について

血液検査にはHI法EIA法の2種類があって、検査結果の見方は次のようになります。

  • HI抗体価8倍未満:陰性
  • HI抗体価16倍以下(EIA価8未満):陰性または、低抗体価
  • HI抗体価32~128倍(EIA価8~45未満):適度の抗体がある

抗体価が8倍未満の場合は、風疹の免疫がないということなので危険です。

逆に抗体価が256倍以上では、最近感染した可能性もあるということで、検査が必要になります。

風疹の抗体がない、または低い場合の対処法


(引用:https://nettv.gov-online.go.jp/prg/prg10156.html?t=124)

抗体価が8倍未満の方は、とにかく感染らないように自分を守るしかありません。
政府でも、風疹予防を動画で呼びかけています。

風疹にかからないための対処

風疹ウイルスに感染しないために、次のことに気をつけましょう。

  • 可能な限り人混みは避ける
  • 不要不急の外出は控える
  • 夫や家族に速やかに予防接種を受けてもらう
  • マスク・手洗いうがいを徹底する

私の場合は16倍だったので、免疫が低いかあっても不十分ということでした。

いろいろ調べているうちに怖くなって、母に電話して風疹になったことはあるのか聞くと「どうだったか忘れたわ」と…。そりゃ30年以上前のことなんて覚えてないですよね。

もし子供の頃に風疹にかかったことがあったとしても、今の免疫が少ないのですから、とにかく風疹にかからないように注意するしかありません。

しかも電車通勤だったので、どうか風疹の人が周りにいませんようにと祈りながら、ひたすらマスクをして手洗いうがいを徹底しました。

先天性風疹症候群はワクチンで防げる

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風しんのワクチンを1回接種した人に、免疫ができる割合は95~99%と考えられています。

今はより高い効果を得るために、2006年から1歳と6歳の2回の接種することになっています。

一回だけでは抗体がつかないこともあるからです。

平成2年の4月1日生まれの方(ちょうど妊活真っ只中の20代後半~)までは、予防接種を受けていない人や、1回のみ接種の人が多いようです。

これから妊娠を希望する女性は特に、2回目のワクチン接種をしておきましょう。

自治体で費用の一部助成があることも

妊娠前から風疹のことを知っていれば、もっと早くに予防接種を受けたのに…と思っている方は多いと思います。

私も娘が1歳になり2人目妊活を考え、娘の麻疹風疹(MRワクチン)の予防接種の時に、一緒に予約をして予防接種を受けました。

高齢ベビ待ち中の私としては、2ヶ月の避妊は痛かったのですが、未来の赤ちゃんの障害を予防できる方が大事ですからね。

当時住んでいた東京都調布市では、19歳以上の女性は風しんの抗体検査が無料で、低抗体価の場合は、予防接種の費用が一部助成されて半額以下で受けることができました。

私は念のため「麻しん風しん混合ワクチン」を接種したので、8,640円が4,000円になりかなり助かりました。風しん単体だと3,000円なので、さらに受けやすい金額になりますよね。

市民税非課税の方は無料だったり、お住いの地域によって助成してくれる金額も違いますので、役所のホームページでチェックしてみてくださいね。

抗体がつきにくい人もいる…

ちょっとだけ追記です。

娘を出産後、風疹の予防接種を受けたはずの私でしたが、二人目妊娠後の血液検査の結果でも、やっぱり風しん抗体値は16倍しかありませんでした。

ワクチン接種してから、まだ1年程度だというのに…残念。

医師によると、予防接種をしても抗体がつきにくい人もいるんだそうで、妊娠中は気が気じゃない毎日でした。

男性こそ要注意!旦那も予防接種を!

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(引用:http://www.nhk.or.jp/d-navi/stopfushin/index.html)

女性に風しんの免疫がない場合、パートナーである旦那さんが感染するとうつる可能性大です。

20代~40代の男性は風しんの予防接種を受けている割合がかなり少ないからです。

風疹の抗体がない世代とは

中でも昭和54年4月1日生まれまでの男性は要注意です。この世代は予防接種の対象が女子中学生のみだったからです。

次のように、以降の世代も注意が必要です。

  • 昭和54年4月2日~昭和62年10月1日生まれの男女:接種率が低く免疫がない人が多い
  • 昭和62年10月2日~平成2年4月1日生まれの男女:接種していない人には免疫がない人が比較的多い

自分が妊娠するまでは、風しんについて考えたこともありませんでした。男性は特に無関心だと思います。

風しんにかかると、発疹が出る前からウイルスを1週間前後も撒き散らしていることになります。

もし、旦那さんが風しんにかかっていて、気づかずにいつも通り通勤していたら…もし、近くに妊婦さんがいたら感染る可能性だってあるのです。

妊活中に自分の夫の意識を変えることが、未来のたくさんの赤ちゃんを守るために必要なのかもと感じました。

男性5人に1人は免疫がない…

国立感染症研究所によると、平成23年度の調査では30代~50代前半の男性5人に1人は風しんの免疫を持っていませんでした。

また20代の男性では、10人に1人が風しんの免疫がありませんでした。

男性が職場や通勤中などに感染して、家庭にウイルスを持ち帰ることが懸念されるので、出来る限り成人男性も予防接種を受けるにこしたことはありません。

うちの夫も、予防接種を受けていない世代だったので、ばっちり当てはまっていました…

当時、私は妊娠中だったため旦那から感染っては大変なので、高額ではありましたが予防接種を受けてきてもらいました。(私が妊娠する1年前までは、風しんが流行していたので男性も助成を受けられたそうです。)

「赤ちゃんのため、職場や通勤時に一緒になる妊婦さんのため、よくぞワクチンを接種してくれた!えらい!」とほめたたえておきました(笑)

ストップ風疹!

追記ですが、2018年現在、麻疹(はしか)流行でヒヤッとさせられていますよね。

Twitterでも「ストップ風疹」というアカウントで、ワクチン接種を呼びかけている人たちがいらっしゃいますので、ぜひご参考までに。

パートナーと一緒に抗体検査を受けましょう!

風疹の抗体があるかどうかを調べるためには、風しん抗体検査を受ける必要があります。

自治体によっては、「風しん抗体検査費用」の助成があって無料で検査が受けられる地域もあります。

抗体価が低いことが判明している妊婦の配偶者や、まだ結婚していないパートナーであっても、妊娠を希望している場合は対象になる場合もあるので、役所のホームページをご覧になってみてくださいね。

まとめ

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(引用:http://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/kekkaku-kansenshou/rubella/dl/poster01.pdf)

今回は、妊娠中の風疹予防についてまとめてみましたが、いかがでしたでしょうか。

風しん対策をまとめると

  • 妊活中に風疹抗体検査を受けよう!
  • 妊活中に夫婦で予防接種を!
  • 妊婦は人混みは避けマスクを!
  • 出産後すぐに予防接種を!

他人から、気にしすぎとか、そんなに神経質にならなくてもなんて言われても、放って置いてください。万が一、赤ちゃんが先天性風疹症候群になってしまったら取り返しがつかないのですから。

だって風しんの感染力はインフルエンザの2~4倍もあるのだそうです。たった一人で5~7人に感染させてしまうのだとか…。

小さい頃に風しんにかかったことがあるとか、多分ワクチン受けたことがあるから大丈夫というのは危険です。

親の記憶があいまいで、はしかと勘違いしていたり忘れていたり…過去に一度受けていても、時間が経って抗体が減少することがあるからです。

風しんの予防接種は2回受けたとしても問題ありません。

これから妊活する方は、未来の赤ちゃんを先天性風疹症候群から守るために、上手に助成等を利用して、旦那さんもぜひ一緒に予防接種を受けてくださいね。

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