赤ちゃんが夜寝ない原因は?新生児~月齢別に見る寝かしつけ方法!
夜なかなか寝ついてくれない赤ちゃんはとても多く、頭を抱えるママは非常に多いですよね。
育児等で一日中働いて疲れ切っているママにとって、赤ちゃんがなかなか寝ついてくれないと相当なストレスになってしまいます。
そんな赤ちゃんが夜なかなか寝ない原因とその対処法を、月齢別にご紹介します。
目次
赤ちゃんが夜なかなか寝ない原因!
赤ちゃんが夜なかなか寝ない原因には、多くの理由が考えられます。
また赤ちゃんの性格や個人差もあるので、一概に原因を特定する事は難しいですよね。
まずは、赤ちゃんが夜寝つけない主な原因を見てみましょう。
- お腹が空いている
- 暑い、寒い
- 寂しい、不安
- おむつが湿っている
- 体力が余っている
- 興奮状態にある
- ゲップが出ない、便秘等で苦しい
- 寝室が眠りに入りにくい環境にある
この様に、赤ちゃんが寝つけない原因は多岐に渡って考えられます。
まだ泣く事でしか自分の意思を伝える事ができない赤ちゃんにとっては、寝つけない原因をママに泣いて伝える事しかできないのです。
ママはそんな赤ちゃんの状況や状態を見て、何が原因かと探り対処していかなくてはいけません。
それには大変な体力を消耗する上に、かなりの忍耐力が必要ですよね。
そんなママの負担がなるべく軽くなる様に、赤ちゃんが寝つきやすくなる方法をご紹介します。
赤ちゃんの寝る環境は整っている?
まず赤ちゃんが寝つくために一番重要な、寝る環境と寝る前の環境をチェックしてみましょう。
入浴は、就寝の2時間前までに終える
入浴後は体も温まって寝つきやすいと思われがちですが、実際はそうではありません。
大人でも言える事ですが、体温が高い状態ではなかなか寝つく事ができません。
体温が下がってくると、だんだんと眠くなりスムーズに寝つく事ができるのです。
つまり入浴直後の体温が上がった状態で赤ちゃんを寝つかせても、体温が高くなかなか寝つけないのです。
入浴後2時間程経過すると体温が低下し始めますので、入浴は就寝の2時間前までに終えると良いとされています。
寝る1時間前からは部屋をなるべく暗くする
当たり前の事かもしれませんが、寝る時には部屋はなるべく暗くした方が寝つきやすくなります。
また寝る1時間前から部屋を間接照明や豆電球位の薄暗さにしておく事で、赤ちゃんも「寝る時間」だと認識する様になります。
オレンジ系の照明は、更に寝つきやすい環境をつくってくれると言われています。
部屋は暑すぎず寒すぎず、適温を保つ
部屋の温度が暑かったり寒かったりすると、赤ちゃんがなかなか寝ない原因となってしまいます。
赤ちゃんは、大人の様に上手に体温を調節する事ができません。
そのため、「暑い」「寒い」と泣いて訴える赤ちゃんも多くいます。
しかし泣きはしないけれども、なかなか寝ないという赤ちゃんも多くいるのです。
部屋の温度はなるべく23度前後に保ち、湿度も50~60%に保つ様にしていきましょう。
なるべく静かな環境を保つ
やはり様々な音がする環境では、気が散ってしまい上手に寝る事ができなくなってしまいます。
寝る時には、テレビやパソコンは消して静かな環境をつくっていきましょう。
音楽をかける場合は、ヒーリングミュージックやクラシック音楽等のリラックスできるものを選びましょう。
オルゴールもリラックス効果があり、眠りに入りやすい環境をつくってくれるのでおすすめです。
月齢別!すっと寝つかせる方法!
前項の環境を整えた上で、月齢別に赤ちゃんがすっと寝る方法を見てみましょう。
生後0~3ヶ月
産まれたばかりの新生児期の赤ちゃんは、まだ昼夜の区別もできずに一日を通して寝て起きてを繰り返します。
お腹が満たされおむつも濡れていなければ寝てくれるもんだと思っているママは大変多いですが、実際はそんな事はありません。
ミルクを飲んでおむつも交換したのに寝てくれない。
寝たと思って布団におろした瞬間に泣いてしまう等、寝てくれない赤ちゃんは多いのです。
一日中慣れない赤ちゃんのお世話に追われていると、ママも疲れてしまいますよね。
そんな時は、赤ちゃんにあった寝かしつけ方法を探してみましょう。
添い乳/添い寝
母乳育児の場合には、添い乳が効果大です。
赤ちゃんに母乳をあげながらママも寝ころんだままで大丈夫なので、ママの体力温存にもなります。
また添い乳せずに添い寝するだけでも赤ちゃんとママが密着する事で、赤ちゃんも安心して寝つきやすくなります。
おしゃぶり
赤ちゃんは母乳やミルクを飲む事以外、まだほとんど何も知りません。
おしゃぶりをくわえさせてあげる事によりなんとなく安心感が生まれるのか、寝ついてくれる赤ちゃんも多いです。
おくるみ
おくるみやタオル等で、赤ちゃんをしっかりと包み込んであげます。
するとお腹の中にいた頃の様な安心感があり、寝つきやすくなります。
顔だけ出して、体全体を優しく包み込んであげましょう。
だっこ紐
立って抱っこをしていないと泣いてしまう赤ちゃんの場合には、家の中でもだっこ紐を活用するとママも楽になります。
まただっこ紐の中で包まれている感覚になる赤ちゃんは、案外すっと寝ついてくれる事も多いのです。
生後4~6ヶ月
この頃になると、少しずつ笑う様になったりして自我が芽生えてきます。
赤ちゃんはママがどんな表情をしているのかも、だんだんと分かる様になる時期です。
離乳食も少しずつ始まる赤ちゃんもいて、生活リズムも少しずつ整ってきます。
ママも少しずつ育児に慣れてくる頃でしょうか。
この時期の赤ちゃんの寝かしつけにも、「生後0~3ヶ月」の対処法は有効ですので試してみましょう。
昼夜の区別をつける
少しずつ、昼と夜の区別が分かる様にしてあげましょう。
赤ちゃんが夜は部屋が暗いから寝る時間なんだと認識してくる様になると、すっと寝る様になります。
不安を取り除いてあげる
赤ちゃんは、ママの表情を非常によく見ています。
ママがイライラした表情をしていると、赤ちゃんは不安になって泣いてしまう事も多いのです。
ママはなるべく笑顔で赤ちゃんと接する様にしてあげましょう。
生後7~11ヶ月
この時期になってくると、夜寝たら朝までぐっすり眠る赤ちゃんもいますよね。
しかし、夜寝つくまでにすごく時間がかかると悩むママは多いです。
この頃の赤ちゃんが寝ない原因は、もしかしたら生活リズムにあるかもしれません。
決まった時間に寝かしつける
毎日決まった時間に赤ちゃんを寝かしつける様にしましょう。
すると赤ちゃんもだんだんと生活リズムを理解して、寝る時間を覚えてきます。
入眠儀式をつくる
寝る前には必ず絵本を読む、オルゴールを聞かせる、お気に入りのタオルを渡す等の決まり事をつくります。
赤ちゃんが「これをしたら寝る時間なんだ」と、関連付けができる様にしてあげるのです。
関連付けがされる様になったら、入眠儀式をすると静かにすっと眠ってくれる様になります。
あまり長いお昼寝をしない
この頃の赤ちゃんのお昼寝は、大体2時間位が目安と言われています。
あまりにも昼間に多く寝てしまうと、夜なかなか寝ついてくれなくなってしまうのです。
お昼寝はなるべく2時間以内で切り上げておきましょう。
また夕方頃のお昼寝は夜寝つけない原因になりますので、なるべく早い時間にお昼寝をさせてあげましょう。
生後12ヶ月~
生活リズムも整いできる事も飛躍的に多くなってくる1歳頃からは、特に寝る前の環境に気を付けてあげましょう。
また体力もかなりついてきていますので、昼間にたくさん動く事も大切です。
食事もバランス良く、しっかりと食べさせてあげましょう。
昼間にたくさん遊ぶ
夜に体力があり余っていると、赤ちゃんは寝ようとはしてくれません。
なるべく昼間は外へ出て遊ぶ様にし、たくさん運動をさせてあげましょう。
たくさん外で遊んで刺激を受けると、気持ち良くすっと眠れる様になります。
寝る1時間前からはスマホやテレビを見ない
スマホやテレビの光は、脳を活性化させてしまい眠りを妨げてしまいます。
寝る1時間前からは、スマホやテレビを消しておきましょう。
寝る前は精神を安定させてあげる
この頃になると、赤ちゃんはママの言葉をだいぶ理解する様になります。
特に、ママの機嫌の良し悪しはしっかり分かってきています。
寝る前にママがイライラしていたりすると、赤ちゃんの精神は不安定になり寝つきにくくなってしまいます。
また寝る前に激しい遊びをして興奮状態になってしまうと、眠りからは遠ざかってしまいます。
寝る前の時間はゆったりと穏やかに過ごし、赤ちゃんの精神を安定させてあげましょう。
ママは気持ちに余裕を持って!
赤ちゃんが寝ないとイライラしてしまう事もありますよね。
しかしママがイライラして「早く寝てよー!」と思えば思う程、赤ちゃんは寝てくれないものです。
反対に「いつの間にか寝ちゃっていた!」位の時の方が、赤ちゃんも早く寝てくれる事が多いです。
赤ちゃんは、ママが思っている以上にママの気持ちを良く察しています。
ゆっくりする時間がなかなか取れない程毎日忙しいママですが、寝つかせる時は気持ちに余裕を持って臨んでみましょう。
まとめ
赤ちゃんが寝ない原因は環境や月齢により様々な理由がありますが、ママが焦れば焦る程悪循環に陥ってしまいます。
たくさんご飯を食べて、たくさん遊んで、規則正しい生活を送る事で少しずつ赤ちゃんも上手に寝つける様になってきます。
しかし赤ちゃんはまだ生まれたばかりで、わからない事ばかりの状態で全ての事において不安なのです。
ママも始めての育児だと、何もかも手探り状態で気持ちに余裕はなかなか持てませんよね。
とても大変な事ですが、寝つかせる時にはママはいつも以上に気持ちに余裕を持つと良さそうです。
ママが落ち着いた気持ちで寝る前の時間を穏やかに過ごす事が、どの月齢の赤ちゃんにとっても大切な事かもしれません。