水というと今まで酸素水、水素水など様々なものが注目されてきましたが、近年「シリカ水」に注目が集まっているのをご存知ですか?
シリカというと聞きなれない方も多いかもしれませんが、地球上で2番目に多い成分であるケイ素のことです。
そのケイ素=シリカが多く含まれたミネラルウォーターの事を「シリカ水」と言います。
シリカ水は、ここ最近様々な商品が発売されています。
今回は、そんなシリカ水の選び方のポイントについて紹介するとともに、おすすめのシリカ水も合わせてご紹介していきたいと思います。
目次
シリカ水ってどんな水?

シリカ水というのは、たくさんのミネラルウォーターがある中で、8年ほど前から欧米で注目されてきた水です。
その名の通り、地球で2番目に多いケイ素(=シリカ)を含んだ水のことで、日本でも近年愛飲者が増えています。
特に美容や健康を気にしている女性に人気です。
このケイ素(シリカ)は水だけでなく穀物などにも豊富に含まれており、アンチエイジングが期待できると注目の成分です。
ここ数年でいくつか商品が増えてきましたので、
軟水と硬水、酸性とアルカリ性など、水についての基礎知識と共に、どのように選べばいいか、比較ポイントや選び方を6つご紹介します。
シリカ水の選び方6つのポイント
1、軟水と硬水の違い

飲料水に限らず、すべての水は軟水と硬水に分けることができます。
その基準となるのが水の中に含まれているカルシウムイオンとマグネシウムイオンの量です。
このカルシウムイオンとマグネシウムイオンの含有量が少ない水を軟水、多い水を硬水と呼びます。
硬度で決まる
軟水か硬水かを決める基準となるカルシウムイオンとマグネシウムイオンを表す数値を「硬度」と呼びます。
硬度が低い水を軟水、硬度が高い水を硬水と呼びます。
ただし、この硬水と軟水の基準には国際的な定めはなく、国家によって様々です。
日本での基準
日本では、硬度が1リットルあたり100mg以上のものを硬水、100mg未満のものを軟水としています。
また硬水の中でも1リットルあたり100mg以上300mg未満のものは中硬水とも呼ばれます。
WHOの基準
国際的なものとしてはWHOが定義を定めており、1リットルあたり60mg以下のものを軟水、60~120mgのものを中程度の硬水、120~180mgのものを硬水、180mg以上のものを非常な硬水としています。
(出典:http://minekyo.net/publics/index/7/detail=1/c_id=20)
軟水の特徴とは?
日本の水は、沖縄など一部の地域を除いて軟水が多く、ヨーロッパなどは硬水が多いといわれています。
軟水の特徴としては、口当たりが柔らかくお茶の風味や色が出やすい、うまみ成分を引き出しやすいなど日本食に適しているということができます。
また石鹸が泡立ちやすいという特徴もあります。
硬水の特徴とは?
それに対して硬水は、のどごしが硬くしっかりた飲み応えがあるのが特徴で、お茶の色や風味は出にくいといわれています。
日本茶には軟水、紅茶には硬水が適しているといわれるのはこれらの理由からです。
それ以外にも硬水には肉を煮込んだ際にアクが出やすい、石鹸が泡立ちにくいなどの特徴もあります。
このため、軟水か硬水かは、味や飲みやすさなどの好みや、用途によって選ぶ必要があります。
2、酸性とアルカリ性の違い(ph)

酸性、アルカリ性を示す値としてph値があります。
このph値は1~14の値で示すことができます。
Ph7が中性であり、それよりも数値が低いもの(1~6)が酸性、高いもの(8~14)がアルカリ性です。
これらは中性である7から離れるほど、強い性質であるということができます。
一般的には酸性の飲み物は酸っぱく、アルカリ性の飲み物はぬめりや苦さを感じる事が多いです。
例えば、レモンやお酢のpH値は2~3ほど。どちらも酸っぱいですよね。
その為、飲みやすく美味しいと感じるものはやはり中性になります。
酸性とアルカリ性どちらが良いの?
とは言え、酸性・アルカリ性だったらどちらが良いのか?気になりますよね。
人の体液はpH7.4前後の弱アルカリ性に保たれているため、弱アルカリ性の水を飲むことは体にいいといわれています。
ただし、アルカリ性がかなり強い水は、体質によっては下痢を起こしやすくなる事もあるので注意が必要です。
水道水の規格としてはph値が5.8~8.6に定められていますが、ミネラルウォーターには銘柄によって中性~ph10程度まで様々なものがあります。
なるべく中性、もしくは弱アルカリ性に近い値のものを選ぶと良いでしょう。
3、シリカ含有量

一般のミネラルウォーターやシリカ水にはどの程度シリカが含まれているのでしょうか?
シリカ含有を特別強調していない一般のミネラルウォーターでも、1リットルあたり10mg程度のシリカが含まれています。
効果的にシリカを摂取できるシリカ水では、1リットルあたり50mg以上のシリカが含まれているものが多いようです。
ちなみに成人の一日に必要なシリカ量は20~30mgと言われていますので、シリカ水ならばそれを簡単に補う事が出来ますね。
シリカ水を選ぶ際には、シリカの含有量も忘れずチェックしましょう。
4、ミネラル量

ミネラルウォーターは無色透明で基本的には味も匂いもありません。
そのため何の成分も入っていないと思われがちですが、意外とたくさんの成分が入っています。
主な成分としては、
ナトリウム、カルシウム、マグネシウム、カリウム、サルフェート、重炭酸塩、そしてシリカなどです。
含有量は、採取した土地やメーカーによって様々です。
中にはこれらの成分以外のものが含まれているものもあるので、ミネラルウォーターを選ぶ際には成分量にも注目するようにしましょう。
添加物は入っているの?

農林水産省の規定では、『ミネラルウォーター』に保存料や防腐剤を使用する事は出来ません。
ミネラルウォーターは濾過や加熱処理、殺菌などをしているため、腐る事はないからです。
しかし、人工的にミネラルを足したり引いたりすることは出来ます。
こちらは味や成分を調整するために行われます。
一方『ナチュラルミネラルウォーター』と記載のあるものは人工的にミネラルなどの成分を添加せず、
元々ミネラルが多い自然の水を採取したものだということなので、ミネラルウォーターを選ぶ際の基準にするのも良いと思います。
ちなみに、天然水の中でもミネラルが少なく、また人工的にミネラルの添加などを行っていないものをナチュラルウォーターというそうです。
5、形状(ペットボトル・ボックス・ウォーターサーバー)

ミネラルウォーターには様々な形状があります。
最も手軽なのは、コンビニなどでも購入できるペットボトルですね。
ペットボトルも350ML程度の小さなものから4L程度の大きなものまで様々です。
普段使いしやすく、職場などにも持ち運べるのが嬉しいですよね。
その他にも、ホームセンターなどではボックスタイプのものも売られています。
ボックスタイプは10リットル、20リットルなどのサイズがありダンボールの中に水の入ったポリエチレンバックが入っているものが多いようです。
近年増えてきているのがウォーターサーバータイプです。

サーバーの種類によっては熱湯や冷水がワンタッチで出るとあって徐々に広まりつつあります。
多くのメーカーがウォーターサーバーに進出しており、値段や契約形態など様々です。
6、定期料金のしばり
今ではミネラルウォーターがスーパーやコンビニで売られるのが当たり前の時代になりました。
最近ではショッピングモールなどで自宅用のウォーターサーバーのPRを見かけたこともあるのではないでしょうか?
このような自宅用のウォーターサーバーは、ペットボトルでミネラルウォーターを購入するより安い値段に設定されていることが多いようです。
ただし、注意しなければならないのが継続の縛りです。
サーバーを無料でレンタルする代わりに、メーカーによって数ヶ月~数年のうちに解約すると違約金が発生する場合もあります。
また毎月一定量の水を購入しなければならないなどの縛りがある場合もあります。
無料だからと安易に契約するのではなく、細部まで条件を確認するようにしましょう。
ウォーターサーバーだけでなく、ペットボトルなどインターネットで購入するミネラルウォーターにも定期購入のしばりがあることもあるので注意しましょう。
それぞれの項目でおすすめのシリカ水は?
シリカ水の選び方と比較ポイントを紹介していきました、
それでは、具体的にどのシリカ水がおすすめなのでしょうか?
項目ごとにご紹介して行きたいと思います。
今回は、ペットボトルタイプ(もしくはボックスタイプ)のシリカ水に絞って紹介したいと思います!
軟水で選ぶならガイヴォータ!
日本の水のほとんどは軟水です。
そのため飲んだ際の口当たりなどは、日本人には軟水の方がなじみがあると言われています。
軟水のシリカ水を選ぶなら、ガイヴォータがおすすめです。

ガイヴォータは硬度46度の軟水で北海道の乙部町で採れる水です。
ph値も弱アルカリ性で7.3と中性に近いため、とってもなめらかで飲みやすいのが特徴です。
そのため初めてシリカ水を取り入れる方には特におすすめのメーカーと言っていいでしょう。
500MLのペットボトルタイプなので、オフィスなどにも持って行きやすく手軽にはじめやすいシリカ水ですよ。
弱アルカリ性で選ぶならガイヴォータ・フィジーウォーター
先ほどお話したように、人間の体液は弱アルカリ性のため、弱アルカリ性のミネラルウォーターを飲むことは体にいいといわれています。
弱アルカリ性でシリカ水を選ぶなら、先ほどのガイヴォータ、そしてフィジーウォーターもおすすめです。
フィジーウォーターは南太平洋の楽園フィジー生まれの天然水です。
硬度は1リットルあたり106とガイヴォータより高いもののより軟水に近い中硬水のため、日本人にも親しみやすいシリカ水です。
形状はガイヴォータと同じくペットボトルなので、気軽に始めやすいのも嬉しいですね。
シリカ含有量で選ぶなら霧島のシリカ水
シリカ水を選ぶなら、まず注目するのがシリカの含有量ではないでしょうか?
シリカは本来体の各部位に存在しているものですが、年齢と共に減少し40歳頃には体内の半分程度のシリカが失われているといわれています。
シリカを継続的に摂取することで、健康的で若々しい体を手に入れることができると考えられるのです。
いくつか採取場所があるシリカ水の中でも、シリカの含有量が多いのが、鹿児島県・宮崎県にまたがる霧島連山で採取したシリカ水です。
霧島のシリカ水のシリカ含有量は1リットルあたり97mgととても豊富です。
またシリカはミネラルウォーターを通じて摂取することで、効率よく吸収することができるのも嬉しいポイントです。
霧島で採取し販売されているシリカ水はいくつかありますが、おすすめは「のむシリカ」という商品です。

霧島のシリカ水の中でも比較的安く、定期購入の縛りも無いので購入しやすいと思います。
カルシウム・マグネシウムが多いのは霧島のシリカ水
カルシウムとマグネシウムはどちらも私たちの体に必要な成分です。
そんなカルシウムとマグネシウムを効率的に摂りたいなら、霧島のシリカ水がおすすめです。
健康的にカルシウムとマグネシウムを摂取するなら、カルシウム2に対してマグネシウム1の割合で摂取するのがいいといわれています。
霧島のシリカ水はカルシウムとマグネシウムがこの割合で含まれており、また含有量も多く、理想的なミネラルウォーターということができます。
ただ硬度は130mgなので、中軟水(WHOの定義では硬水)となります。
少し硬く感じるかもしれませんが、硬水よりは飲みやすいシリカ水です。
炭酸水素イオンが多いのも霧島のシリカ水
霧島のシリカ水は炭酸水素イオンが多いのも特徴です。
霧島のシリカ水には、炭酸水素イオンが1リットルあたり170 mg含まれています。
炭酸水素イオンは、活性酸素を抑制、排出する作用を持っています。
この還元作用によりアンチエイジングや美容や健康効果を期待できる成分ということで、現在注目されているんです。
水素というとアルミパッケージでないと抜けてしまい効果がなくなると思われがちですが、
霧島のシリカ水は炭酸水素イオンが水中に「イオン化」されているため、通常のペットボトルでも抜けることなく摂取することが可能なんです。
カリウムが多いのはガイヴォータ

飲みやすくおすすめのガイヴォータですが、カリウムとナトリウムの含有量が多いのも特徴です。
カリウムの働き
カリウムも私たちの体に必要不可欠で、意識的に摂取したいミネラルの1つです。
カリウムには体の水分量を調整する効果があるため、むくみの防止などに役立つという特徴があります。
また余分なナトリウムを排出してくれるため、高血圧の予防にも関係しているといわれています。
それだけでなく筋肉内でエネルギーを生成する効果もあるため、カリウムが不足すると疲労や脱力感をおぼえやすくなってしまいます。
カリウムの不足がひどい場合には、低カリウム血症となり痙攣や麻痺、不整脈などの症状があらわれることもあるため注意が必要です。
ナトリウムの働き
一方ナトリウムには、細胞の浸透圧を調整する働きがあります。
それだけでなく、神経や筋肉の機能の調整、体液のph値の維持、栄養素の吸収を助けるなどの役割もあります。
現代の食生活ではナトリウムはよほど暴飲暴食をしない限り不足することはないといわれていますが、問題なのは過剰摂取です。
ナトリウムの過剰摂取が続くと高血圧の状態が続き、動脈硬化のリスクも高くなるといわれています。
そのため、ミネラルウォーターを選ぶ際には、マグネシウムだけでなくカリウムとマグネシウムをバランスよく摂取できるものがおすすめなんですね。
継続の縛りがないのは?
ミネラルウォーターには、様々なブランドがあります。
特に格安のものの中には、数ヶ月~数年間の継続が必要なものもあります。
その場合途中で解約すると違約金が発生する場合もあるので注意が必要です。
ここまでで紹介したシリカ水は全て継続の縛りがないため、気軽にはじめることができます。
ガイヴォータ
ガイヴォータは公式サイトですと、なんと24本のお値段が初回限定で安くなるだけでなく、さらにプラスで24本プレゼントキャンペーンを行っています。
とてもお得に試せるのでおすすめです。
フィジーウォーター
フィジーウォーターはお得な定期コースもありますが、手軽に購入できるお試しパックなども送料無料で利用することができるのが嬉しいポイントです。
のむシリカ
霧島のシリカ水は先ほど紹介した「のむシリカ」でしたら、継続の縛りはなく電話やマイページからいつでも停止や変更ができるので安心です。
のむシリカ以外の有名な霧島のシリカ水として、美ウォーター、玉肌シリカ天然水、シリカシリカなどがありますが、こちらは継続の縛りがあるのでご注意下さいね。
表にまとめてみました
さいごに、それぞれの項目について、表にまとめてみました!
商品名 | ガイヴォータ | のむシリカ | フィジーウォーター |
---|---|---|---|
産地 | 北海道乙部町 | 宮崎県小林市(霧島) | フィジー共和国 |
硬度 | 軟水46mg | 中軟水130mg | 中硬水106mg |
ph | 7.3(弱アルカリ性) | 6.4(弱酸性) | 7.7(弱アルカリ性) |
シリカ量/L | 53mg | 97mg | 93mg |
カルシウム | 13mg/L | 31mg/L | 18mg/L |
マグネシウム | 6mg/L | 14mg/L | 15mg/L |
炭酸水素イオン | 67mg/L | 170mg/L | 不明 |
カリウム | 7mg/L | 5.7mg/L | 5mg/L |
ナトリウム | 34mg/L | 18mg/L | 18mg/L |
定価 | 4,320円/24本 | 4,500円/24本 | 4,444円/24本 |
まとめ

水分を補給することは健康維持にとても重要です。
一般的に成人なら1日あたり1~2リットルの水分を補給する必要があるといわれています。
せっかく水分を補給するなら、一緒に健康的にいい成分も摂取できると嬉しいですよね。
今注目のシリカ水、今回ご紹介したものはどれも手軽に始められるものばかりなので一度試してみてはいかがでしょうか?