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花粉症対策にいい食べ物はヨーグルトとレンコン!果物は危険?!

毎年悩まされる花粉症は本当に辛くて嫌なものですよね。

花粉症の発症にはさまざまな原因が関わっていますが、食べ物が花粉症に関係している場合があるのです。

また逆に花粉症の症状を和らげてくれる食べ物もあります。

食べ物を改善するだけで花粉症の辛い症状を和らげることも可能かもしれません。

今回は花粉症対策になる食べ物についてお話しします。

花粉症対策はまず食べ物から見直そう!

マスクをした女性
毎年春になるとスギやヒノキなどの花粉症に悩まされている方はいませんか?

花粉症は花粉に対するアレルギーにより発症する症状のことをいい、季節性アレルギー性鼻炎とも呼ばれています。

  • くしゃみ
  • 鼻水
  • 鼻づまり
  • 目のかゆみ
  • 赤み

以上のような症状に悩まされる病気です。

花粉症は完全に治すことが難しいといわれている病気ですが、体質を変えることによって症状を和らげることは可能です。

体質を変えるには食事から見直すことが大切になります。

花粉症は日本人の4人に1人が悩まされる?!

日本人の4人に1人は花粉症であるというデータも出ているほど、日本人と花粉症は切っても離せない関係にあるようです。

この理由には、日本が戦後にスギの木やヒノキの木などをたくさん植林したことが原因に挙げられます。

しかし、昔の人はここまで花粉症に苦しむことは無かったといわれており、現代人の食生活や住環境が関係している部分も多いと考えられているのです。

住環境は昔に比べて機密性が高まり、ハウスダストなどに対するアレルギーが増えています。

そして、現代は飽食の時代と言われるように、食習慣が昔の人と比べて大きく変化してしまったのです。

昔と比べて加工食品が増え、添加物などが使われることも増えています。

便利になった反面、私たちの体には負担となるような食べ物も増えてしまいました。

結果としてアレルギーに苦しむ人が増えてきているという実態があり、花粉症と食生活との関係も否定できないのです。

アレルギー体質は遺伝する?

花粉症が遺伝するのではなく、アレルギー体質が遺伝しやすいといわれています。

体に害のないものを異物として感知してしまい、痒みや炎症といった症状を起こしてしまうのです。

アレルギー体質を改善すれば花粉症が緩和される可能性はあります。

しかし、一度発症するとなかなか治りにくいのも事実です。

花粉症対策には食べ物の改善も必要!

花粉症対策としての基本は薬による治療に、マスクやメガネなどの装着による予防です。

しかし、花粉症には食べ物も深く関係しているのです。

食べ物を見直して、花粉症に悪い影響を及ぼす食品を減らすだけでも体質から変えていくことができます。

また、薬だけに頼ることなく食べ物を改善することによって、症状が和らぐ場合もあるのです。

みなさんも花粉シーズンをもっと楽に過ごすために食事から見直してみませんか?

花粉症対策に悪影響の食べ物は?

花粉症の症状が悪化しているのは、もしかしたらあなたが食べている食べ物が関係しているかもしれません。

原因となっている食べ物の摂取を減らすことにより花粉症を防ぐことも出来るかもしれません。

あなたが何となく食べているものも関係しているかも?

りんごや桃などの果物に要注意


りんごは健康的な印象がありますが、りんごには交差抗原性があり、花粉と間違えて体がアレルギー反応を起こしてしまう場合があるので注意が必要です。

特に、北海道などに多いシラカバアレルギーのある人はりんごを食べることにより症状が出やすくなる可能性があります。

また、スギ花粉の場合はトマトに要注意です。

逆にスギ花粉症の人がトマトを食べて症状が出ることもあります。

他にも、次の果物に気をつけましょう。

果物は全般的に体を冷やすことがあります。

冷えることによって鼻水などが出やすくなることもあるので食べ過ぎにはくれぐれも要注意です。

食べすぎ注意の果物

  • ウリ科の果物(メロン、スイカ)
  • バラ科の果物(モモ、ナシ、サクランボ、ビワ)
  • キウイ、バナナ、パイナップル

白砂糖の摂り過ぎ

白砂糖はアレルギーの発症に関係があると考えらえています。

白砂糖というと太る食べ物ということ位しか気にかけていないかもしれませんが、その製造過程で使われている農薬や漂白剤などがアレルギーを引き起こすヒスタミンを生成してしまうのです。

さらに糖分は悪玉菌のエサとなり、腸内環境が悪化する原因にもなります。

腸内環境が悪化すると、免疫力が低下して、花粉症のようなアレルギー疾患に繋がりやすくなります。

白砂糖をそのまま摂取する人は少ないかもしれませんが、次のようなお菓子に多く含まれているので見えない白砂糖に注意が必要です。

白砂糖が多く含まれる食品

  • チョコレート
  • 和菓子
  • ケーキなどの洋菓子
  • 清涼飲料水

揚げ物などの悪い油

  • 揚げ物
  • スナック菓子
  • ファーストフード

などに含まれているショートニングなどのトランス脂肪酸にはアレルギーを悪化させる作用があるため注意が必要です。

トランス脂肪酸を摂取することで、アレルギーを起こす物質が体内で増えやすくなり、炎症が強くなり症状が悪化してしまいます。

花粉症の際に避けるべき食品

  • インスタントラーメン
  • ポテトフライ
  • 加工食品
  • ジャンクフード

パンなどの小麦製品

パン、パスタなど粉物が大好きな人は多いと思いますが、実は小麦由来の製品はアレルギーの原因になりやすいので要注意です。

花粉症がある人がパンなどを口にすることで花粉症の症状が悪化してしまう場合もあるのです。

また、小麦に含まれるグルテンは腸壁に傷をつけて、大きな分子が吸収されやすくなり、普通はアレルギーを起こさないような物質に対してもアレルギーを起こすようになってしまう場合があります。

特に、イネ科の花粉アレルギーの場合には小麦を摂取することで症状が悪化しやすいので気をつけましょう。

イネ科のシーズンに注意する食品

  • パン
  • うどん
  • フライ

花粉症対策に役立つ4つの食べ物

あれこれ食べてはいけないといわれると、何を食べれば良いのかと困ってしまいますね。

花粉症を和らげる働きのある食べ物を取り入れていけば、あなたの花粉症も少し楽になるかもしれません。

おすすめの食べ物をご紹介します。

ヨーグルト

花粉症などのアレルギーを防ぐには免疫力を高めることが大切です。

その免疫に大きく関わっているのが腸内環境です。

腸内環境を整える食品にはいろいろとありますが、最も有名な食品ともいえるのはヨーグルトでしょう。

ヨーグルトに含まれる乳酸菌やビフィズス菌は腸に届いて、腸内の善玉菌を増やしてくれます。

腸内環境を整えることが免疫力の維持にもつながるので、ヨーグルトなどから乳酸菌を摂取し続けることが大切です。

特に、花粉症に対して効果があるといわれているのが、1073R-1乳酸菌です。

他にも、

  • 味噌
  • ぬか漬け
  • 醤油

以上などの発酵食品からも生きた菌を取り入れて腸内環境を整えていくと良いでしょう。

レンコン甘酒

甘くて女性に大人気の甘酒も発酵食品ですが、花粉症対策にさらにおすすめなのがレンコン甘酒です。

レンコン甘酒は、酒粕で作った甘酒とレンコンのすりおろし汁を合わせて作る甘酒です。

このレンコン甘酒は東洋医学的にいう「肺」の機能を高めてくれる効果があるのです。

「肺」というのは呼吸の機能だけでなく、免疫力も司っていると東洋医学では考えます。

「肺」が特に苦手なのが乾燥で、免疫力の低下に繋がります。

そこで「肺」を潤す食べ物を取り入れることで、「肺」の機能を高めてあげるのが効果的です。

レンコンにはタンニンという成分が含まれており、炎症を抑える作用があります。

また、甘酒には生きた菌がたっぷり含まれているので、腸内環境を整えて免疫力を高めてくれる効果も期待できます。

両方合わさったレンコン甘酒には肺を潤してくれる作用があり、免疫力を高めてくれるのでアレルギーによる花粉症対策にもぴったりという訳です。

べにふうき茶や甜茶などの飲み物

花粉症対策に良い飲み物としてはお茶を2種類ご紹介したいと思います。

べにふうき茶

特に花粉症に効果があるといわれているのが、べにふうき茶です。

べにふうき茶にはカテキンの中でもべにふうきにしか含まれない「メチル化カテキン」という成分が含まれています。

この成分が体内でアレルギー反応に関わっているIgE抗体の産生を抑えてくれるため、花粉症に対する効果があると考えられています。

お茶には即効性がないと思われがちですが、人によっては効果を早く感じる場合もあるようで、薬と併用することもできるので花粉症に悩む人にはとてもおすすめです。

甜茶

甜茶
またもう一つ、花粉症に効くといわれているお茶が甜茶です。

独特の甘みがあるお茶で飲みやすいのも特徴です。

甜茶に含まれるポリフェノール成分がアレルギーを起こすヒスタミンを抑えるため、花粉症に効果があるといわれています。

個人差はありますが、即効性も期待できるので症状が出てからでも試してみると良いでしょう。

バナナ

バナナ
ある研究によると、バナナを食べている人の方が花粉症の重症度が低かったというデータがあります。

また、8週間毎日食べ続けた結果、くしゃみが緩和されたという報告もあります。

バナナは身近なフルーツで一年中を通して手に入れることができるので、花粉シーズンが到来する前から食べて症状を和らげることを目指しましょう。

花粉症対策に食べ物以外で出来ること

食べ物を変えることは花粉症対策に有効ではありますが、なかなか変えるのが難しいという人も多いでしょう。花粉症対策には次の方法も効果があります。

運動で自律神経を整えよう

適度な運動を取り入れている方が免疫力が高まるといわれています。

ヨガやウォーキングなどの軽い運動を日常的に取り入れて体力をアップさせるだけでなく、免疫を高めておくと花粉症対策になります。

アロマテラピーでスッキリしよう

鼻が詰まって苦しい時に役に立つのがアロマオイルです。

ティーツリー、ユーカリなどのスッキリする匂いをかぐと鼻が通って楽になります。

洗面器に2,3滴オイルを垂らして湯気を吸い込むアロマ温浴もおすすめです。

ツボを押そう

花粉症を緩和するのに効果的なツボを3つご紹介します。

復溜

くるぶし
内くるぶしの中心から指幅3本上がったところの、アキレス腱の前縁を押すと痛みのある部分です。

  1. 親指をツボに当て、息を吐きながらゆっくりと押す
  2. 息を吸いながら、ゆっくりと力を抜いていく

以上のツボ押しを、両足くり返してください。

鼻通

小鼻
鼻の両側、小鼻より少し上にあがった辺りのくぼんだ部分です。

人差し指を鼻通にあて、鼻筋に添って上下にやや強く50回程こすります。

人差し指はこすり合わせて温めてから行うと効果的です。

神門

神門
手のひらと腕のつけ根の間で、小指側の端でくぼんでいる部分です。

ストレスを緩和し、精神を落ち着かせてくれる効果があります。

治療でもよく押されるツボで、どこでもできるのでおすすめです。

さいごに


花粉症は完全に治すことが難しいので、諦めている人も多いはずです。

もちろん薬を飲んで症状を和らげる方法は効果的ですが、もし食べ物の影響で症状が悪化しているならば、食事から見直していくことが必要です。

気をつけなければいけない食品はさまざまですが、あなたの花粉症の症状を悪化させている食べ物を見つけることが改善への糸口になります。

花粉症が少しでも楽になり、快適な生活が送れるように出来ることから始めてみましょう。