なんとなく一緒にいて疲れる人っていますよね。
その相手が職場の人だと無碍にはできないから困ったものです。
また反対に、相手が誰であれ、他人と一緒にいると疲れると言う人もいるかもしれません。
その理由は何なのでしょうか?チェックしてみましょう。
目次
一緒にいて疲れる人の特徴:職場編

まずは職場で嫌われがちな、「一緒にいて疲れる人の特徴」をチェックしていきましょう!
気分にムラがある
昨日はあんなに親しく話していたのに、今日になると挨拶しても返してくれないという人がいます。
最初は、何か悪いことしちゃったかな…と行動を思い返してみても思い当たる節はありません。
そう、その人は日によって気分にムラがあるだけなのです。
パートナーや家族であれば、機嫌によって多少接し方が変わってしまうのもわかります。
でも、会社で仕事仲間に対してこれでは、一緒にいる人が疲れてしまいます。
特に勤続年数が長い人や、上司、先輩の立場の人がこのような態度をとると、下の人にとっては疲れる人以外の何者でもありません。
愛想はいいけど仕事をしない
愛想はいいけど仕事をしない、すぐにサボる、人に押し付ける人がいます。
こういう人も、一緒にいると尻拭いばかりさせられて疲れてしまいます。
なまじ愛想が良いので、上司や先輩の受けは良く、仕事をサボっていることに気づかれません。
また多少のミスをしても叱られることなく、傍にいる同期に後片付けやサポートの役割が回ってきます。
ヘタに仲良くしていることで、「お前が手伝ってやれ」などと言われたらたまったものではありません。
何事にも細かすぎる
職場で、何事に対しても細かすぎる人も疲れる人と思われています。
丁寧な仕事、完璧な仕事をするのはいいことですが、仕事には納期があります。
ここは丁寧さより時間を優先させよう。
手間をかけるより、スピード重視ということもあるでしょう。
それなのに仕事上の『暗黙の了解』が理解できず、「ここは○○が正しいと思います」などと発言して周りの手を止めてしまったり、見逃しても問題ないような些細なことを指摘したり…。
空気が読めず、何事にも細かさを発揮する人は、周りが対応するのに疲れてしまうのです。
決断力がない
仕事に対して慎重なのはいいことですが、決断力がないのは困りものです。
それが上司ならなおさらです。
上司の決裁がいるので形式上「○○でよろしいですか?」と聴いているのに、そこで決断できずに悩みだされたら部下は疲れ果ててしまいます。
上司に対して一から説明、決断を促さなければいけないのは部下の仕事の範疇を超えていると言えるでしょう。
また、決断力のなさから決定事項が二転三転することもあります。
こんな人の部下になったら、無駄な労力を使わなければいけないので周りは疲れてしまうのです。
一緒にいて疲れる人の特徴:プライベート編

職場に比べると付き合う人を選べるプライベート。
でも幼馴染や学生時代からの友達だと、縁を切り辛いものです。
文句や愚痴ばっかり言う人
お茶しよう、ランチしようと誘われたから出かけてみれば、口を開いたが最後、ずーっと他人の文句や愚痴ばかりの人がいます。
本来友人との再会はリフレッシュになるはずなのに、他人の悪口ばかり聞いていれば疲れてしまいます。
これと同様に、自分が知らない人の話ばかり延々と聴かされるのも疲れてしまいます。
こういうタイプの人は、それとなく話題を変えたり話を逸らしても、必ず元の話題に戻ってしまうのです。
何度も同じ愚痴ばかり言う人
1度目に話を聞いたときは「相談」でも、何度も同じ話を聴かされればそれは「愚痴」です。
ましてや、1度目にきちんと考えてアドバイスをしたにも関わらずその後の報告もせず、同じ愚痴を繰り返して聴かされれば聴いている方はバカバカしくなってしまいます。
人の愚痴を聴き続けるのは疲れるものです。
ましてや、考えてアドバイスしても実行したのかしないのか…いえ、していないから同じ愚痴を言っているのでしょう。
こうなると、会わない方がいいと思われてしまうのです。
愚痴かと思いきやノロケ話の人
「この間彼が『お前はどんくさい』って言ってきて~!」などと愚痴のような話の入り方なのに、最後まで聴けば結局ノロケ。
このパターンも聞かされる方は疲れてしまいます。
それなら最初からノロケてくれたほうが適当にあしらえるのに…。
愚痴だと思ったから彼氏の文句言っちゃったよ…なんてことにもなりかねません。
時間とお金にルーズな人
約束の時間に必ず遅刻する、借りたお金を忘れて返さない、催促しても持ち合わせがないと逃げられる。
こういう人も一緒にいて疲れる人です。
遅刻するであろう相手のために、その後の行動が崩れる可能性も高いですし、映画やコンサートなどの開始時間が決まっている予定なら、予定時間を早めに設定しなければいけません。
約束を破る人のためにここまでするのは疲れるでしょう。
また、お金にルーズな人も同様です。
どうせまた借りたことを忘れるんだろうと思えば、貸さない理由を考えなければいけません。
大人になると100円貸して!などの気軽な申し出を断るのが苦手な人も多いのです。
一緒にいて楽しい人の3つの特徴
では、逆に「一緒にいて楽しい人」とはどんな人でしょうか?
多くの人に好かれる、周囲に人が集まりやすいタイプの人には次のような特徴があります。
いつもポジティブ・楽しそうにしている
いつも明るくふるまっているので、まず第一印象から「この人といれば楽しそう!」と思わせることができます。
実際、こういうタイプの人は人と接するのが好きですから、その楽しさが相手にも伝わって癒しのような空間が出来上がるのです。
話し上手で聞き上手
人と接している分話題も多く、その内容も愚痴など疲れるものではなく、相手の興味を引くようなことを話します。
威圧的、攻撃的な話し方もしないので落ち着いた気持ちで聞くことができます。
それに、決して自慢話はしませんし、時には相手にも話を振ったりするなど、相手が乗りやすいような流れを作っていくことが得意です。
また、仮に相手が興味がなさそうな素振りを見せた場合、パッと別の話題に切り替えてしまいます。
ここが、延々と話し続けてしまういわゆる「疲れる人」との違いです。
人の話を聞くときも、適度に相槌を打って聞き、露骨につまらなそうな態度はとりません。
要するに、自分が主体にならないように会話を進めていくのですね。
いろいろなことを受け入れられる・気にしない
真面目すぎずこだわりすぎず、適度な柔軟性を持っている方が相手に安心感を与えられます。
日常生活において、意見、趣味、性格など、他人と違っていると感じる場面は多々ありますよね。
しかし、このタイプの人は「そういうこともある」と自分の中で上手く消化することができます。
ここで自分の意見を押し付けたりしなければ、他人も「この人は否定せず受け入れてくれる」と必要以上に臆することもなくなるでしょう。
その懐の広さが人を惹きつけているのです。
一緒にいると疲れる人の4つの対処法
一緒にいると疲れる人の対処法は、どんなものがあるのでしょうか?
相手との関係性や、あなたの性格によってできるものとできないものがあると思いますが、できそうなものから試してみてください。
疲れる人とは物理的に距離を置く
可能であれば、一緒にいて疲れる人とは物理的に距離を置くのが一番です。
近づかなければ話をする必要もありませんし、疲れることもありません。
何より、疲れる人と一緒にいることで自分まで疲れが溜まってしまいます。
話を聞き流す
とりあえず相槌だけ打って、話を深く聞かないようにしましょう。
こちらから質問したり意見を言ったりしたら、さらに話が続いてしまいます。
疲れることをはっきり伝える
その人との間柄にもよりますが、思い切って本人に言ってしまいましょう。
それで態度を改めるかどうかは相手次第です。
世界中の誰からも良い人と思われる必要はありません。
あなたが大事にしたい人に対してだけ良い人であればいいのです。
反対に一緒にいて疲れる人に良い人と思われたら、離れてくれないのでますます疲れることになるでしょう。
心の扉を閉ざす
一緒にいて疲れる人だとわかっていても、職場の人だったり事情があって物理的な距離を置くことができないこともあります。
そんな場合は、精神的な距離を置きましょう。
心の扉を閉ざすのです。
- 仕事上相手に聞かれたことには答えるけどプライベートでは一緒にいないようにする
- 会ったら挨拶はするけどそれ以上話し込まないようにする
というように必要最低限のお付き合いにとどめておきます。
きちんと線引きをしておけば、疲れ具合も少しはましになるでしょう。
ストレス発散法を見つけておく
疲れる人の相手をしたことを忘れられるよう、ストレス発散法を見つけておくとより良いでしょう。
ストレスを溜め込んでいて文句や愚痴ばかりになってしまったら、自分まで「疲れる人」の仲間入りです。
上手く発散し、気持ちをリセットしていくことが大切です。
お誘いを受ける回数を徐々に減らしていく
腐れ縁や幼馴染などで、仲がいいことが前提の間柄もあります。
そしてこれからも付き合っていかなければいけない相手の場合、せめて会う機会を減らしてみましょう。
お茶や食事に誘われたら、毎回出かけていたところをまずは、2回に1回だけにしてみる。
それが普通になってきたら、3回に1回だけにしてみる。
こうやって徐々に減らしていけば、誘われる頻度が下がってくるものです。
時間はかかりますが、一緒にいて疲れる人と円満に距離を置く方法です。
他人と一緒にいると疲れてしまう人の性質とは?

先ほどは相手に原因があって、一緒にいると疲れる人とその対処法を紹介しました。
ここからは、相手が誰であっても、他人と一緒にいることが疲れてしまう人の原因をチェックしてみましょう。
スピリチュアルな感性が豊かで疲れる

スピリチュアルという言葉が市民権を得て久しいですが、それでもまだまだ世間の理解を得られているとは言い難いです。
実はスピリチュアル界には「エナジーヴァンパイア」と呼ばれる人たちがいるのです。
本人たちにはそんな意識がなくても、他人の元気を吸い取ってしまう吸血鬼のような存在です。
また、エナジーヴァンパイアは身内にも多く存在することがあるのだそう。
だからこそ、無碍にできずエネルギーを吸い取られてしまうことも多いのです。
エナジーヴァンパイアはいくつかの種類に分けられますが、
- 常に自分以外の人や物に対して不平不満をまき散らしている人
- 自分が絶対に正しいと信じている人
- 誰のためにもならない意味のない嘘をつく人
- 生気が感じられない人
以上のような人などは要注意です。
HSPという気質のせいで疲れる
HSPは、五感のどれか、複数や全部の場合も、人より敏感なために、身体および精神が不安定になるみたい。私は五感のうち、臭覚と聴覚は敏感だと自覚あり。周囲の変化、場の空気、話し相手の表に出さない感情とかも感じるとかで。嫌~なムードとか察して先回りして場を和ます、とかね。で、疲れる。
— くま (@kumamugitai) September 6, 2016
世の中には、10人に2人程度の割合でHSP(ハイリーセンシティブパーソン)と呼ばれる人がいます。
これは、簡単に言うと敏感過ぎる人のこと。
同じ情報からでも、非HSPに比べると瞬時に膨大な情報処理が行われることで、細かなことに気づきやすく、些細なことが気になってしまいます。
例えば、話している相手が何の気なしに時計を見たら、「早く帰りたいと思ってるのでは?」と思い心配になったり、
相手が無自覚に行ってる表情の変化を敏感に読み取り考えていることや相手の希望がわかってしまいます。
このように、常にアンテナを張っている状態で物事の変化に気づきやすく、先回りして問題に対応するため、
相手に対して嫌いだとか苦手意識がなくても他人と会うだけで消耗して疲れてしまうのです。
誰が相手でも疲れてしまう人の対処法
自分自身の繊細さ、敏感さが原因で他人といると疲れてしまう人の対処法を紹介します。
自然豊かな場所でリラックスする
敏感な人は、他人の感情を自分の感情として感じてしまいがちです。
自分では不快感を感じていなくても、他人の怒りや悲しみなどを自分のことのように感じてしまい疲れるのです。
その感情をリセットするためにも、湖や海、山、高原などの自然豊かな場所でリラックスする時間を持ち、気持ちをリセットしましょう。
一人の時間を確保する
相手に問題がなくても、家族を含む他人といるだけで疲れてしまいがちです。
一人の時間を確保することが大事です。
この性質を持っている人は気を遣うタイプの人も多いので、誘われたら基本的には応じてしまいます。
だからこそ、自分が他人といると疲れやすい性質を持っていることを自覚し、一人の時間を確保する習慣をつけましょう。
疲れないような対処をしよう!
相手の性格、自分の気質によって人と一緒にいると疲れを感じることは多々あります。
社会で生活をしていれば、対人関係の疲れを完全になくすことはできません。
だからこそ自分なりの対処法を見つけ、予防とリセットを心がけましょう!