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電力の自由化とは?電力小売全面自由化で起こるメリット・デメリット・問題点は?

[記事公開日]2016/02/01 [最終更新日]2017/02/10
■カテゴリー:生活
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c0d33cb2a0d868a8d809538fba0a9049_sテレビや新聞のニュースで連日のように報道されている電力自由化。
あと2ヵ月後に迫った電力自由化、一体何のこと?と思う人も多いかもしれません。

本日は、そんな電力自由化の基礎知識や、電力小売全面自由化によって起こるメリット・デメリットなどについて、ご説明したいと思います!

目次
  1. 電力の自由化とは?
  2. 電力の自由化のメリット
  3. 電力の自由化のデメリット・問題点
  4. まとめ

電力の自由化とは?

電力自由化とは

今までは、関東なら東京電力、中部なら中部電力といったように、地域ごとに使う電力会社が決められており、一般家庭が電気をどこから買うかを選ぶことは出来ませんでした。
ですが、電気事業法改正により、2016年の4月から、電力小売業への参入が全面的に自由化され、従来の電力会社以外の企業が電気を売ることが出来ます。
このことを、電力自由化といいます。

電力の自由化がなされることで、電気供給の契約先を各家庭で自由に選ぶことが出来ます。

電力自由化はいつから?

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(引用元:http://www.enecho.meti.go.jp/category/electricity_and_gas/electric/electricity_liberalization/what/)

電力自由化の全面スタートは2016年4月から。

ですが、その事前予約が、今年の1月から既にスタートしています。
先月から新規参入の企業が各社の新しい料金プラン、サービスなどを発表、事前予約の受付を行っています。
この事前予約受付の時期は、各社様々なので、もちろん、まだ発表されていない企業もあります。

そして、電力の切り替えは4月からスタート。
4月までに電力会社変更の手続きを行ったりしなかった場合は、現在契約している電力会社から引き続き、電力が供給されるので、いきなり電気が止まるなどということはありません。

電力自由化参入企業はどこがある?

1月28日現在、政府の登録小売電気事業者に登録されている事業者は、なんと148社
その企業の中には、東京ガスやエイチ・アイ・エス、オリックスなどの有名企業も数多くあります。
また、ソフトバンクやau、NTTなどのような通信大手キャリアも事業参入を行うようで、既に事前受付を行っています。

アパートやマンションでも契約は可能?

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電力自由化っていっても、うちはマンションだし、関係ないんじゃ?という人もいますが、一概にそういうわけでもありません。
マンションが建物一括で電気を管理している「一括受電」の場合だと無理な場合が多いですが、自分の家の玄関横にメーターが付いている人は、大体、電力会社も自由に選ぶことが出来ます。
分からない場合は、管理会社などに問い合わせてみるのが良いでしょう。

電力会社じゃないところだと停電になったり電気の質が変わったりする?

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(1)発電部門 はすでに原則参入自由ですが、 (2)送配電部門 は安定供給を担う要のため、電力小売全面自由化後も引き続き、政府が許可した企業(各地域の電力会社(東京電力、関西電力等))が担当します。
そのため、どの小売事業者から電気を買っても、これまでと同じ送配電ネットワークを使って電気は届けられるので、電気の品質や信頼性(停電の可能性など)は変わりません。
(引用元:http://www.enecho.meti.go.jp/category/electricity_and_gas/electric/electricity_liberalization/supply/)

電力の自由化後も、電気を送電する仕組みは原則的には変わりません。
また、電気小売会社の電力供給が足りなくなっても、送電会社から電気が送られるので、停電が起こることはありません。

契約先が倒産したら電気は止まる?

契約していた電気小売業者が倒産しても、電気が止まることはありません。
上記の電気小売業者の電力を供給不足のときと同じで、送電会社が直接電気を届けてくれるからです。
これは、送電会社から直接電気を買っている状態ですが、電力原価は高いため、早く次の契約先を探さないと、電気代が高くつきます。

電力の自由化のメリット

色々難しい電力自由化。
では、電力自由化のメリットとは、何なのでしょうか?

電気料金が下がる

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今まで、電気料金は、国の認可を経て決定されていました。
ですが、電力小売自由化によって、料金設定は、事業者が自由に行えるようになりました。
消費者の私達が事由に電力会社を選ぶことが出来れば、当然、事業者間で価格競争が起こります。
特に、月の平均電気料金が5000円超えの家庭では、使えば使うほど安くなるプランが数多くあるので、見直してみるのも良いでしょう。

携帯電話とのセット割など、プランに幅が広がる

新規事業参入者の中には、東京ガスや、ソフトバンクなどの他業種も数多く存在します。
こういった企業の中には、自社の製品と電力とをセットで契約することによってお得になるプランというものがあります。
それらをうまく利用することで、電気料金の値下げを実現できる可能性もあります。
また、Tポイントカードなどのポイントがたまったり、ポイント支払いが出来たりなどという企業もあるので、そういった面で選ぶのも良いでしょう。

電力の自由化のデメリット・問題点

ほかにも、クリーンエネルギーを使った電力を供給している会社を選べるなど、様々なメリットがある電力自由化。
では一方で、デメリットや問題点は、あるのでしょうか?

将来的に電気料金が値上がりする可能性も

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日本よりも先に、欧米諸国で電力の自由化を実施した国では、電気料金が上昇しているという例もあります。
1999年に電力自由化を行ったイギリスでは、最初のうちは40%ほど料金が下がったけれど、その後、市場競争が熾烈になる中で寡占化が進み、加えて燃料価格の上昇によって、料金が上がっているようです。
2004年と2015年では、その価格は2倍なんだとか。

また、上で説明したような、電力小売業者が電気を集められなくても送電会社が電力を供給してくれる時ですが、そうなったときは、電力小売業者にペナルティー料金が課されます。
これが繰り返されることで、電力小売会社が倒産するか、電気代が値上げされるといったことが起こります。
そういった値上げに対する契約も、きちんと読んでおかないと、損をする可能性も非常に高くなります。

さらに、現在使用しているプランが廃止されるという可能性もあるので、現在割安プランで契約している人は、一度見直しをしてしまうと、4月以降、元に戻せなくなり、前の方がよかった…ということにもなりかねないので気をつけましょう。

大停電の可能性も?

電力自由化を取り入れていたカリフォルニアでも、電力会社が十分な電力を確保できなかったことが原因で、大停電が頻発する事態が起こりました。
そういった先例も視野に入れて、日本は電力自由化を行ってはいますが、それでも、安心できるかは微妙なところです。

何より、選ぶのが面倒

今までは、何も考えずに地域の電力会社を使っていれば良かったのですが、今後、自分で選択する必要があります。
最初にお伝えしたとおり、現在参入を決めているだけでも140件以上。
そして、今後も増えるとなると、選択の幅が広すぎて、複雑になるのは間違いないです。
契約内容もしっかりと、すべて細かい部分まで目を通しておかないと、後々価格上昇の記述を見逃していた!なんてことになったら大変です。

まとめ

電力自由化の基礎知識やメリット・デメリットをご紹介しました。
色々と複雑な面もある電力自由化。

4月以降も多くの事業者が参入したり、価格の見直しを行ったりする可能性も大です。


そのため、とりあえずしばらくは様子見かな、という人が多いように見受けられました。
いろいろな情報を入手して、自分のライフスタイルに見合ったお得な電力会社を選んでいきたいですね。

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