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幼児の蕁麻疹は病院へ行く?ストレスや風邪が原因?治らない時は?

■公開日:2017年11月15日(水)| 病気, 赤ちゃん ,

突然ポツポツと現れてくる、赤い腫れ。
蚊に刺されたのかな?と思って見ていると、すぐに消えてまた別の場所に現れる。
子供に良くある症状ですが、それは蕁麻疹の可能性があります。
しかし幼児に蕁麻疹がでると、親としては心配でアタフタしてしまうものですよね。
そんな蕁麻疹が出た時には、適切な判断と対処法が大切なんですよ。
いざと言う時に慌てないために、ここで基礎知識を習得していきましょう。

目次

  1. 蕁麻疹ってどんな症状?
  2. 幼児の蕁麻疹は病院へ行くべき?
  3. 蕁麻疹が出た時の対処法4つのポイント
  4. 蕁麻疹の予防法とは?
  5. まとめ

蕁麻疹ってどんな症状?

蕁麻疹は、体の一部または全身にポツポツと赤い腫れが出る症状を言います。
ポツポツはほんの少しの場合もあれば、世界地図の様に広く広がる事もあります。
また蕁麻疹の場合は、激しいかゆみを伴う事も多いとされています。
あせもなどと似た症状ではありますが、蕁麻疹の場合は比較的短時間で消える事がほとんどです。

この蕁麻疹、体内の血管にあるマスト細胞が関係しているものなんです。
マスト細胞の中には、ヒスタミンという成分が含まれています。
このマスト細胞が外部からなんらかの刺激を受けると、ヒスタミンが分泌される仕組みになっているのです。
そしてヒスタミンは、血管を拡張させる作用がある成分です。
そのためヒスタミンの分泌により血管が拡張されると、血漿が血管外へ滲み出てきて外部からは皮膚が腫れた様に見える訳ですね。
これが、蕁麻疹の正体なのです。
その上ヒスタミンはかゆみを発生させる神経を刺激して、かゆみの症状も起こす成分となっているのです。
つまりヒスタミンこそ、蕁麻疹の症状の元凶と言えそうですね。

蕁麻疹の原因は?

蕁麻疹の約7割は、原因不明と言われています。
そのためしっかりと原因を解明するのは大変困難ですが、ある程度原因を推測する事は可能です。
ここでは、蕁麻疹の原因となり得るものをご紹介します。
蕁麻疹の原因は、主にアレルギーに起因するものとアレルギー性のものではないものに分類されます。

アレルギーに起因するもの

アレルギーが原因となる蕁麻疹は、蕁麻疹が出た時に一番最初に考える原因ではないでしょうか。
しかし単にアレルギーと言っても、そのアレルギー源となるものには様々あります。

  • 食べ物
  • 金属
  • 繊維
  • 動物
  • 添加物

食べ物では、そばやピーナッツ、卵、カニなどでアレルギーが起きる事が多くなっています。
その他にも牛乳や小麦など、アレルギーが出る可能性があるものは多くあるんですよ。
金属アレルギーや繊維のアレルギーも、体質によるものなので人によって原因となるものは様々ですよね。
タオルやベッドシーツ、布団を変えたタイミングで蕁麻疹が出た場合は、繊維のアレルギーとも考えられます。
動物では猫や犬などが、アレルギー源としては多くなっています。
そして添加物では、保存料や抗酸化剤、着色料などが考えられますね。
更にちょっと意外なものでは市販薬で、解熱鎮痛剤や抗菌薬などで蕁麻疹が出るケースがあるんです。
こうしたアレルギーは、親のアレルギー体質が遺伝する可能性も多くあります。
子供のアレルギーの場合には、両親や祖父母のアレルギーも確認しておくと分かりやすそうですね。

アレルギー以外のもの

アレルギー以外でも、蕁麻疹を起こす可能性があるものは多くあるんですよ。

  • 摩擦や圧迫
  • 寒暖差
  • 皮膚へのダメージ
  • 感染症
  • ストレス
  • 紫外線
  • 運動

こうした意外なものも、蕁麻疹の原因となる場合があるのです。
原因を知るためには、蕁麻疹が出る時の状況をしっかりと記憶しておくと把握しやすくなりそうですね。

風邪をひいたら蕁麻疹が出やすい?

子供の場合、風邪をひいた時に蕁麻疹が出るという話もよく聞きます。
蕁麻疹は体調不良のサインと言われる位なので、風邪によって体が本調子でない時にも蕁麻疹は出る可能性があります。
また風邪の時は免疫系が活発になるので、これによって蕁麻疹が出やすくなっているとも考えられます。
さらにもう一つ考えられるのは、風邪薬が蕁麻疹の原因となっている場合です。
風邪薬に含まれる成分のどれかが、体に合わずにアレルギーとなっている可能性もあるんですね。

蕁麻疹はうつる?

蕁麻疹は、うつるというイメージを持っている人も多いと思います。
しかし、蕁麻疹は人へうつる事はありません。
蕁麻疹自体はウイルスや細菌感染で発症する事もありますが、蕁麻疹そのものにウイルスや細菌はいないのです。
そのため蕁麻疹のポツポツを触ったからといって、うつる事は考えられないのですね。
ただしポツポツ部分を掻くと、皮膚へのダメージで蕁麻疹が広がることはあります。
また他人の蕁麻疹の患部に触れて自分もかゆくなるというケースは、心理的なものが原因と言われているんですよ。
つまり、実質的にかゆみや腫れがうつるという事はないのです。

蕁麻疹がなかなか治らない?

蕁麻疹は、原因を排除しない限り治っては発症するというループを繰り返してしまいます。
蕁麻疹がなかなか治らない場合には、蕁麻疹の原因と考えられるものを徹底的に排除しましょう。
また1ヶ月以上続く様なら、病院で受診するのがベストですよ。

幼児の蕁麻疹は病院へ行くべき?

蕁麻疹のほとんどは、2時間以内に消えると言われています。
そして再発したとしても、1ヶ月以内に治るのが大半とされています。
こうして1ヶ月以内に治るのが、急性蕁麻疹です。
急性蕁麻疹の場合には自然に治る事は多いので、受診する前に治ってしまう事も多くなっています。
しかしあまりにも再発する蕁麻疹は、一度受診していく方が安心ですね。
急性蕁麻疹の場合、病院では抗ヒスタミン薬を内服薬や外用薬で処方されます。
その一方、1ヶ月以上と長く続く蕁麻疹が、慢性蕁麻疹と呼ばれます。
慢性蕁麻疹の場合も抗ヒスタミン薬が処方されますが、例え服用の途中で症状が良くなっても医師の指導の元治療を続ける事が大切なんですよ。

また蕁麻疹が重症化している場合は、一刻も早く医師の診察を受けていきましょう。
重症化の症状としては、下記が挙げられます。

  • 全身の蕁麻疹
  • 口や唇の腫れ
  • まぶたの腫れ
  • 息切れ
  • 呼吸にヒューヒューなどの異音が混ざる
  • 嘔吐
  • 腹痛
  • 意識が朦朧とする

特に息苦しそうだったり意識が朦朧としている場合には、アナフィラキシーショックを起こしている可能性もあります。
この場合には、なるべく早急に病院へ向かいましょう。

ちなみに受診する際は、いつから蕁麻疹が現れたか?考えられる原因はあるか?という事をハッキリと答えられる様にしておきましょう。
これがしっかりと分かっていれば、蕁麻疹の対処もしやすくなるのです。

蕁麻疹が出た時の対処法4つのポイント

蕁麻疹が出た時には、正しい対処をする事が大切です。
主に下記の4つのポイントを守って、様子を見ていきましょう。

1.冷やす

蕁麻疹がかゆみをともなうので、掻くのを防ぐためにもかゆみを抑えていきたいところです。
そのため、蕁麻疹が出ている箇所を冷やしていくと効果的です。
冷水で濡らしたタオルなどで、冷やしてあげます。
温めてしまうと血行が促進されてしまい、かゆみが増してしまうので注意しましょう。

2.リラックスさせる

蕁麻疹が出る原因の一つに、ストレスなどの心因性のものがあります。
またこれは蕁麻疹を悪化させる事にも繋がるので、なるべくリラックスさせてあげる事も大切なんですよ。
蕁麻疹が出た事がストレスになってしまう事もあるので、いつも以上にリラックスできる環境を整えてあげましょう。

3.体を休める

疲労が蓄積していたり免疫力が落ちていて蕁麻疹が出ている可能性もあります。
また蕁麻疹が出ている時は、体のどこかが不調であるとも考えられます。
そのため蕁麻疹が出た時は、できる限り横になって体を休める事が大切なのです。

4.水分をたくさん摂る

蕁麻疹の原因を早く体外へ排出するためには、水分を多く摂る事です。
一気に大量の水分を摂るよりも、こまめに少量ずつの水分を摂っていきましょう。

蕁麻疹の予防法とは?

蕁麻疹を予防するためには、下記にご紹介する4つの方法が有効ですよ。

1.蕁麻疹の原因を排除する

蕁麻疹の原因となるアレルギー成分や体質は、人それぞれに違います。
そのため個々に、蕁麻疹の原因を排除する事が何よりの予防法となるんです。
蕁麻疹が出るケースをよく考えて、原因を把握する事も大切ですね。

2.アレルギー検査

食品などのアレルギーは、アレルギー検査をすると分かりやすいですね。
キットを買って自宅で検査をする事も可能ですが、病院の方が安くて検査項目が多いのでおすすめです。
アレルギーはひどいとアナフィラキシーショックになる事もあるので、念のため調べておくと安心ですね。

3.肌を清潔に保つ

汗をかいたらしっかりと拭いて着替えをするなど、肌を常に清潔に保つ事も大切です。
そして毎日しっかりとお風呂に入り、一日の汚れはその日のうちに綺麗にしていきましょう。
こうする事で、蕁麻疹は発症しにくくなるのです。

4.十分な睡眠

睡眠をしっかりとると、疲労やストレスをなくす事ができます。
また免疫力もアップするので、蕁麻疹予防には欠かせない要素と言えます。
特に子供は大人よりも長い睡眠が必要なので、十分な睡眠時間を確保してあげましょう。

まとめ

かゆみを伴う蕁麻疹は、子供にとって大きな負担となります。
見ている親も、子供がかわいそうで仕方がないものですよね。
蕁麻疹はよく出るものではありますが、体になんらかの不調がある事のサインでもあります。
なるべく原因を究明して、蕁麻疹が出にくい環境を作ってあげましょう。
そのためには、アレルギー検査をしておく事も大変有効と言えますね。

そして蕁麻疹が出た時には、心配ならばすぐにでも病院で診察を受けていくと良いですよ。
たかが蕁麻疹だからと思っていると、重症化してしまう事もあるのです。
万が一重症化してアナフィラキシーショックとなってしまうと、最悪命にかかわる事もあります。
蕁麻疹は、こうした怖い状況の初期である可能性もあるという事を忘れてはいけません。
大切な子供の体ですから、ぜひ早めに症状に気付いて対処していってあげましょう。

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